いま求められる乳液の特徴と魅力

化粧水ー乳液ークリーム。
かつては基本だったスキンケアの手順も様変わりし、いまでは乳液不要派の女性も少なくありません。
その一方でお気に入りの乳液を長く大事に使う根強い乳液派の女性も存在しています。
今回は、いま求められる乳液の特徴や魅力を探ってみましょう。

ランキングにずらりと並ぶ高額の乳液

みなさんは乳液を使いますか?
美容液という新カテゴリーの化粧品が登場して以来、かつては不動だった乳液の地位が揺らいでいます。
「もう使っていない」という人もいれば、「時と場合に応じて」という人も…。
しかし、乳液の人気がまったくなくなったかといえば、それも違います。
使用している人は必須アイテムとしてお手入れに取り入れ、しかも好みの乳液を長く愛用する傾向にあるのです。
では、どのような乳液が人気を集めているのでしょう。
楽天の乳液カテゴリーの売り上げランキングやアットコスメの人気ランキングから探ってみました。

・SKll「スキンシグネチャー」(美容乳液)
・アルビオン「エクサージュ モイスチュアミルク」
・アルビオン「イグニス ネイチャーミルク」
・コスメデコルテ「フューチャーサイエンス ディープクリスタル ソフナー エクストラリッチ」
・シスレー「エコロジカルコムパウンド」

いかがでしょう。高価格の乳液が並んでいますね。
SKllの「スキンシグネチャー」は80gで1万5750円 、
シスレーの「エコロジカルコムパウンド」は50mlで1万4175円、
イグニスは200gで6300円。
エクサージュとフューチャーサイエンスの乳液はともに110ml・3150円で、
他の商品と比べると安く感じますが、一般的にいえば、決して安い商品ではありません。
乳液を使用する人はお金を惜しまないというよりも、たとえ高額でも、自分の肌に乳液の使用が不可欠だと確信できれば、女性は納得して購入し、使用し続けています。
人気ランキングに登場する乳液は、女性にそれだけの「価値」を感じさせている化粧品なのです。

人気の乳液は何が違う?

ここで、人気乳液に共通する傾向を見て行きましょう。

1. テクスチャーへの評価が高い
2. 独自の美容理論に支えられている
3. 特徴的な香りがあることも
4. コットンでの利用派が多い
5. 大人ニキビや毛穴に効果があると感じる女性が多い

1を象徴するのが、次のような表現です。
「こっくりとしているのに、肌に浸透していく」「見かけよりも肌馴染みがいい」「乳液なのにべたつかない」。
乳液が敬遠され始めた背景には、「べたつきがイヤ」と感じる女性が増えてきたことも大きいのですが、
いま人気の乳液はこうした問題をクリアし、「こく」と「べたつき感の少なさ」「肌なじみの良さ」という要素を兼ね備えているわけです。

2を代表するアイテムが、化粧水の前に乳液をつけることを推奨しているアルビオンの「イグニス」と「エクサージュ」。
乳液の後に化粧水をつけることでべたつき感が軽減されているともいえるかもしれません。
乳液の使用を前提とした美容理論に説得力があれば、女性は省いたりはせずに、律儀に乳液を使うのでしょう。
オリジナルの美容理論の強さを感じずにはいられません。

3については、SKllの「スキンシグネチャー」は特に匂いはついていませんが、他のアイテムはそれぞれ独自の香りがあります。
中でも個性的な香りを放っているのが、シスレーの「エコロジカルコムパウンド」。
好き嫌いがわかれ、中には「男性の整髪剤のよう」とみなす女性もいますが、それでもこのアイテムが人気ランキングの常連なのは、この個性に「効果」を感じ、「価値」を見いだす女性が多いからにほかなりません。
香りと効果が二人三脚であれば、女性から支持されるのです。

大人ニキビにも効果がある!?

4に見るように、コットンでの乳液を利用する人が多いのはなぜでしょうか。
それは店頭で美容部員さんからアドバイスを受けていることもありますが、肌への馴染みを良くし、
効果を信じて大事に使おうとしているからでもあります。
乳液を含ませてコットンパックしている女性も少なからず存在しています。
乳液利用派はお肌の手入れを慎重に丁寧に行っている女性が多いのかもしれませんね。
最後に5について触れておきましょう。
大人ニキビに悩む女性はお手入れにおいて油分を嫌う人が一般的に多いのですが、
自分の肌に合った乳液をうまく使ったことで「大人にきびに効果があった」とする女性が多いというのは面白い実態ではないでしょうか。
まとめてみましょう。
確かな美容理論目が核にあり、コクがありながらも肌馴染みのよいテクスチャーを実現すれば、
たとえちょっと個性的な香りであっても、高額であっても、女性は乳液をお手入れに取り入れ、
長く丁寧に愛用する傾向があります。
乳液は過去の化粧品ではありません。
アプローチ次第では、まだ大いに発展の余地のあるアイテムだといえるのではないでしょうか。

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