美白パックの選び方と効果的な使い方!
春が来て、夏が来ると紫外線が気になりますよね。 できるだけ美白を保ちたい、と思う…続きを読む
女性誌は、年齢やファッションの志向別にみごとに細分化されていますが、最近は50代や60代向けの女性誌も増えてきました。光文社の「HERS(ハーズ)」、集英社の「eclat(エクラ)」、マガジンハウスの「クロワッサンプレミアム」が代表的な雑誌でしょう。
こうした雑誌の美容や化粧特集を読むと、フェイスパウダーの力や効能をクローズアップした記事が多いことに気づきます。
内容をざっとまとめてみました。
「年を重ねるほどに、シワが増え、毛穴が目立つようになってくる。ふらふらそんな肌にフルメイクを施すと、夕方にはどうしてもシワや毛穴にファンデーションが落ちてしまい、かえって肌の「アラ」を目立たせることになる。こうした事態を防ぐためには、質の良いフェイスパウダーの使用が不可欠ーー」。
誌面では、美容のプロがこんな風に懇切丁寧にアドバイスしているのです。
中には、年齢がいったらファンデーションはもう使わず、肌色を補正する程度の薄い色の下地を使って、その上に上質のフェイスパウダーをはたき、シミや毛穴はナチュラルにカバーしましょう、その方がずっと魅力的ですよ、と解くメイクアップアーティストも少なくありません。
ファンデーションは使うにしても、思い切って使わないにしても、フェイスパウダーは吟味して上質なモノを選ぶ。これは、シニア女性の「美」の原則といえそうです。
では、どのようなフェイスパウダーがピックアップされているのでしょうか。各誌で高い評価グッド(上向き矢印)を獲得していたアイテムを挙げてみましょう。
・コスメデコルテ「マジーデコ フェイスパウダー」
・ポーラ「ザ メーク B.A フィニッシングパウダー」
・クレ・ド・ポー ボーテ「プードルトランスパランs」
・チャコット「フォー プロフェッショナルズ フィニッシングパウダー」
・ローラ メルシエ「ルースセッティングパウダートランスルーセント」
これらの人気商品に共通する評価ポイントとしては、
女性がフェイスパウダーに求めている要素がうかがえますね。ひらめきカバー力は高くありませんが、それは下地クリーム(+ファンデーション)に求めている様子。フェイスパウダーに関しては、「粉の質」「粒子の細かさ」が必須条件なのです。
評価が高かったフェイスパウダーはプレステージラインに属する高級ブランドばかりですが、一つだけ例外的な商品があることにお気づきでしょうか。
チャコット「フォー プロフェッショナルズ フィニッシングパウダー」です。バレエ・ダンス用品の総合メーカー、チャコットが作った一般向けのアイテムですが、舞台メイク用品ならではの耐久性は維持し、キレイな陶器肌を仕上げてくれると好評です。「プロが舞台で使う商品を作っているのだから技術力がある」という信頼感と、1890円と値頃感のある価格も手伝って、高級ブランドに匹敵する人気を集めているわけです。「プロが使う」は、化粧品の購買を促進するんですね。他のカテゴリーにも応用できるポイントでしょう。
パウダーの質が求められるのは、フェイスパウダーだけではありません。同じお粉類であるアイシャドウについても同様です。色が重要視されるのはもちろんのこと、「粉が細かく、肌にのりやすいか否か」もシニア女性の大きな評価基準なんですね。
女性は、ミネラルファンデーションのような、粒子がどちらかといえば粗い製品を「ナチュラルだから」と好む一方で、仕上げに使うフェイスパウダーについては、粒子の細かさを徹底的に重視し、その志向は年を取れば取るほど強まります。シニア女性に向けて、「粒子の細かさ」を全面的に歌ったお粉類の出現を期待したいものです。