フィットネス女子のコスメ志向
フィットネス女子のコスメ志向 新緑の季節がやってきました。 暖かくなると体を動か…続きを読む
2014年の日本の冬は大雪に見舞われました。
乾燥の度合いもさらに激しくなっています。乾燥は美容の大敵。
女性はどのように「お肌の冬枯れ」を防いでいるのでしょうか。
今月は、利用者が急増し、商品のバリエーションが目立って増えてきている導入美容液のトレンドに迫ってみました。
導入美容液は、ジェルタイプ、ローションタイプ、ミストタイプ、に分かれます。
多いのはローションタイプやジェルタイプ。
人気の「ジェニフィック」のテクスチャーはさらさらで、ローションとジェルの中間といえるでしょうか。
では、どのような導入美容液が人気を集めているのでしょう。
女性誌の美容液特集の常連といえるのが、カネボウの「トワニータイムリフレッシャー」です。
とろみがあるジェルタイプで、肌に縫ってマッサージした後パックに変化し、1分ほど時間を置いて潤いをとじ込めるという使い方が特徴です。
こうした個性的な使い方も、人気を後押ししている要因ではないでしょうか。
ドクターシーラボから発売されている「アクアインダームスーパーエッセンス」も多くのファンを獲得しています。
これは、2007年に発売された「アクアインダームディーエヌエッセンス」の後継品として登場しました。
化粧品の前に塗るだけで、次に使う化粧品効果が実感できる導入美容液として発売された「アクアインダームディーエヌエッセンス」は、「ジェニフィック」よりも前に発売された導入美容液のパイオニアともいえるのです。
「アクアインダームスーパーエッセンス」は、化粧品の浸透を妨げる不要な角質を除去し、有効成分の浸透ルートを整備しただけでなく、電荷処理をしてイオン化された成分が肌内部に入り込むことによって、より速い浸透を促すという独自効果が話題を呼び、ベストセラーとなりました。
後に使う機能性化粧品の力をより強く引き出すために使われる化粧品だからこそ、理にかなったと思われる使い方や独自性のあるテクノロジーが人気の決め手になるのでしょう。
発売当時は「導入美容液」と呼ばれていなかった商品が、いま「導入美容液」として利用されている–。
そんな面白い事例も見られます。
こんな復活劇を果たしているのが三香堂の「オパールR-III」です。
1928年に発売された大ロングセラーは、東洋の「気」「血」「水」に着目し、古くから親しまれる和漢植物と、ハーブのエキスを長時間発酵熟成して作られたローションです。
漢方の香りは強烈で、容器もレトロそのものの「オパールR-III」がいま再び脚光を浴びているのは、昔ながらの製法や成分、漢方に対する信頼感や安心感が背景にあるのでしょう。
さきほど、導入美容液にはミスト、ローション、ジェルに分類されると述べましたが、このどれにも属さないオイルタイプの導入美容液も登場しています。
コーセーの「雪肌精 ホワイトニングハーバル オイル」がそれです。
3種の和漢植物成分を配合した薬用美白オイルですが、スキンケアの最後に使うのではなく、化粧水の前につけるオイルなのです。
ただし、オイルといってもさらさらとしたテクスチャーで、顔全体になじませまると、化粧水がやや白っぽくなり、化粧水の浸透力が高まると評判です。
ランコムの「ジェニフィック」が誕生してから5年目を迎えた導入美容液市場。
レトロなアイテムあり、新形状のアイテムありと、市場は新しいステージに突入しているようです。
今後、また新しいテクノロジーを駆使したアイテムや、新形状のアイテムも生まれてくるかもしれませんね!?