リップケア最前線

乾燥した毎日が続いています。
これだけ湿度が低いと、肌の乾燥が気になりますが、女性の関心事はお肌だけにはとどまりません。がさがさしがちな唇にいかに潤いを持たせるかも女性にとっては重要なテーマ。
今月はリップケア最前線に迫ってみましょう。

常備アイテムになったリップクリーム

リップクリームは冬の必需品–。
そんな考え方は遥か彼方に消え去ったようです。
自然派化粧品のネイチャーズウェイが「普段使っているリップメイク」について、2013年2月に実施したアンケート結果によれば、リップメイクの前にリップクリームを塗るのは「常識」となっている実態が浮き彫りになりました。

以下が、リップメイクとして何を使っているかを尋ねたアンケートの結果です。

・リップクリームとグロス 34%
・リップクリームと口紅 25%
・リップクリームだけ 15%
・リップクリームとリップライナーと口紅とグロス 14%
・その他 5%
・リップクリームとリップライナーと口紅 4%
・リップクリームとリップライナーとグロス 3%

いかがでしょう。
グロスで仕上げようと、リップライナーや口紅でしっかりとメイクしようと、リップクリームはその前段としてはずせないアイテムとなっていることがわかりますね。

このアンケートの回答者には自然派化粧品の利用者が多く、リップクリームを使っている層が多いという傾向があるとしても、リップクリームの利用率が極めて高いことは間違いないようです。

女性は、冬に荒れがちな唇をケアするためにリップクリームを使うのではない。
年間を通して、潤いのある美しい唇を維持するためにリップクリームを使用しているんですね。

リップだけでなく全身に使える安心アイテム

ところで、リップクリームと一口に言っても、その実態は一様ではありません。
「リップクリーム」とまとめて称されているコスメは、以下に分類できます。

・スティック型のリップクリーム
・ジャーに入ったリップバーム
・チューブに入ったジェル状リップクリーム
プラザのコスメ担当者に聞くと、海外ではジャータイプのリップバームの人気が高く、日本でも一時期は人気を博したものの、現在の主流はスティック型だそうです。

ただし、例外が、ジャーに入ったヴァセリンの「オリジナル ピュアスキンジェリー」です。
赤ちゃんのデリケートな肌にも使えるとあって、昔から人気の高いヴァセリンですが、2010年に名称が変わっことをご存知でしたか?
処方は変わっていませんが、名前は「ヴァセリン ペトロリュームジェリー」から「ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー」へと変更になり、パッケージも一新されました。

ヴァセリンのこのシリーズではチューブタイプのリップクリームも発売されていますが、人気が高いのは、従来型のジャータイプ。
唇だけでなく全身に使える手軽さ・手頃さも評価されているようです。
唇にも手にもボディにも、使用対象範囲が広いリップクリームの市場は有望なのかも!?

リップケアの新習慣、リップピーリング

リップクリーム市場を賑わせているのは、唇を保護するアイテムばかりではありません。
ピーリングタイプのリップクリームの注目度も上がっています。
これは、唇のかさついた薄皮を優しく取り除いて、縦皺のない滑らかでふっくらとした唇に仕上げるために使われるアイテム。

代表的なものに、石澤研究所の「トレンドホリック リップピーリング」、小林製薬の「ビーリップル」が挙げられます。
前者は、2008年に発売された話題を集めましたが、2013年8月に発売された後者の登場により、市場は活性化し「くちびるをピーリングする」という習慣が珍しいものではなくなりました

どちらも、砂糖のスクラブで唇をマッサージすることで古い角質をオフし、しっとりと潤った唇へ導くというコンセプト。
ただし、前者がジャータイプなのに対して、後者はチューブタイプです。
どちらも即効性があると評価されていますが。アットコスメのランキングでは後者の方がずっと上ですから、やはりチューブタイプの方が日本女性には受けがいいのかもしれません。

リップクリームを塗る前に、まず唇をマッサージしてつるつるにするためのアイテム、これからさらに増えそうな予感がしませんか?

ロングセラー

市場で長く人気を維持しているロングセラーについても触れておきましょう。
すでに発売から6年が経過しましたが、ディオールの「アディクトリップマキシマイザー」は不動の人気を保っています。
あまりの人気に2013年からは新色が追加され、現在、ピンクとアプリコットの2色が揃っています。

このアイテムの人気の要因をまとめてみましょう。
1.下地にも仕上げにも使える
2.ほどよく色が出るのでこれ1本でも、それなりの唇に仕上がる
3.パッケージがチャーミング

口紅を付けるのが面倒な人にも、しっかりと手順を踏んでリップメイクしたい人にも、可愛いパッケージでテンションを上げたい人にも受けているロングセラーには、
「売れるリップクリーム」の要素が詰まっています。

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