リッチな洗顔料を考える

「リッチ」という形容詞が化粧品に使われるようになったのはいつ頃からでしょうか。
正確な年代は不明ですが、ここ数年、「リッチなクリーム」「リッチな美容液」などさまざまなリッチコスメが人気を集め、女性誌をにぎわせています。
洗顔料も例外ではありません。
「リッチな」という形容詞がつけられた洗顔料ががぜん存在感を高めているのです。
そこで、今回はこの洗顔料に的を絞り、「リッチ」とは何を意味し、どういった商品が女性から支持揺れるハートされているのかを探ってみましょう。

リッチな洗顔料=泡立ちの良さ!?

みなさんは、「リッチ」という言葉から何をイメージされますか?
女性誌の洗顔料に関する記事から、「リッチ」という単語と合わせてよく使われている表現をピックアップしてみました。
「コクのあるクリーミーな泡」「心地よい泡」「ホイップクリームのような泡」「もちもちとした泡」「柔らかな泡」「きめ細かく密度の高い泡」「弾力のある上質の泡」などなど…。お気づきでしょうか?
「泡」に関する表現が非常に多いのです。「リッチな洗顔料」イコール「泡立ちの良い洗顔料」といっても過言ではありません。
「リッチ」と「泡立ち」は密接な関係にあるんですね。

「泡」に対する日本女性のこだわり

次にデータを見てみましょう。
ネット上でアンケート調査を実施しているmyアンケートが今年2月から3月にかけて、男性 4,515名、女性7,755名を対象に実施した調査によれば、洗顔料の中で女性にもっとも多く使用されているのは、晴れ朝の場合は「泡立てて使うクリームタイプ」(32.7% )。
これに続くのが「固形石鹸」で24.5%、そして3位が「水で流すだけ」(8.5%)という結果でした。

夜の洗顔はどうかといえば、1位はやはり「泡立てて使うクリームタイプ」(44.4%)。
2位が固形石鹸で34.3%、3位が「クレンジング(メイク落とし)と併用タイプ」で14.9%です。
ひらめき注目すべきが、「液体タイプの洗顔料(泡立て使うタイプ)」を使う女性も5.8%存在し、「泡立てて使うクリームタイプ」と合わせると、半数の女性が「泡立つ洗顔料」を好んでいることです。
この結果からうかがえるのは、女性に対する「泡」への強いこだわりです。
データではわかりませんが、「固形石鹸」派の女性の大半は泡立てネットを使って泡を立ててから使用しているのではないでしょうか。
そうだと仮定すれば、「固形石鹸」派まで加えた8割以上が「泡立ち」愛好派ということ。
「リッチな洗顔料」が好まれる背景にあるのは、「泡立ち」を好む日本女性の強い志向ではないでしょうか。

人気のリッチ洗顔料とは!?

では市場では、どんな「リッチな洗顔料」が人気を集めているのでしょう。
「泡」に対し、どのような評価がなされているのでしょうか。調べてみました。
女性誌が年末に実施するコスメランキングの洗顔料部門で、最近、女子の支持をがっつりと獲得しているのが、資生堂のプチプラコスメ「洗顔専科 パーフェクトホイップ」。商品名がスゴイですね。
パーフェクトホイップですよ!

そのネーミングからもわかるように「泡」を最大の特徴としていて、キャッチコピーは「超マイクロリッチな泡だちの洗顔料」。
モチモチのリッチな泡が作れると高い評価を得ています。
同じく資生堂の「エリクシール ホワイト クレンジングソープ」も高評価!
「クリーミーでもっちりとした泡がすぐにできる」「滑らかできめ細かくリッチな気分」と賞賛の声があがっています。
リッチさと値段の高さ(5250円)では、シャネルの「コンフォート フォーミング クレンザー」がダントツの評価です。
濃厚な泡立ちで、たっぷりとキメの細かいリッチな泡がつくれると大評判の一品です。
外資系では、ソニアリキエルの「フリュイド デマキヤン」も負けてはいません。
「リッチでクリーミィな心地いい泡」は、ときには「ねっとりした泡」とも評されています。やはり人気の高い「リッチな洗顔料」の一つです。
リッチとは、「しっとり」でもあり「ねっとり」でもあり、「もちもち」で「濃密」でもあります。
リッチな洗顔料の世界は実に奥深い! これからどんなリッチな泡立ちの洗顔料が女子のお肌を潤わせてくれるのか、さらに期待しましょう。

 

 

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