フェイスパウダーを吟味するシニア
フェイスパウダーを吟味するシニア 女性誌は、年齢やファッションの志向別にみごとに…続きを読む
秋が深まり、クリスマスが近づいてくるにつれ、気になってくるのがコフレです。
11月から発売されるコフレはお得なアイテムや限定品も多いため、コスメファンの間では人気は高まる一方。
はたして、2012年はどのようなコフレが登場するのでしょう。最新のコフレ傾向を紹介します。
コフレとはフランス語で「小箱」のこと。
昔から化粧品メーカーはクリスマスシーズンに向けて限定品やセット商品を発売していましたが、ここ10年ほどでコスメフリークたちのコフレへの関心度が急上昇し、それに応じてメーカーもコフレを強化するようになりました。
以前よりもずいぶんとバリエーションが増え、予約受付早々にソールドアウトになってしまうコフレも少なくありません。
ポーチやバニティポーチのクオリティは年々上がり、これらを目当てにコフレを買うという女性も数多く、コフレ市場は年々ヒートアップしています。
コフレの中身は大きく分けて、
1. 限定品(既存商品やシリーズにはないアイテム。ミラーやブラシといった雑貨も多い)と、既存商品のセット(既存商品のミニサイズや大容量版など、お買い得感のあるアイテムを揃えたセット)に分類されますが、既存品のミニサイズのラインに限定品をプラスしたコフレも多く、多様化が進んでいます。
では、2012年のコフレにはどのような特徴が見られるのか。探ってみましょう。
普段はなかなか使いこなせない派手目の色を揃えたコフレが以前はたくさんありましたが、今年は普段使いできる現実的でムダの少ない口紅キスマークやグロス、アイシャドーなどを揃えたコフレがやや目立ちます。コフレは夢があっていいけれど、余らせてしまうのはもったいない。そんな堅実志向を反映しているのでしょう。
1のように現実的な志向が高まる一方で、やはり年に一度のこのシーズンを思い切り楽しみたいという志向も根強くあります。
この志向に応えて、大胆な仕掛けを採用しているのがランコムです。
「ノエル限定キット」と称して、10月5日に発売した「ドリーム オブ ランコム」(18,900円)を皮切りに、
全12種類のコフレを発売します。
クリスマスまでをカウントする「アドベントカレンダー」のコスメ版といえばいいでしょうか。これほどまでにわくわくとした気分を高める仕掛けを採用しているのはランコムだけですが、今後の広がりが期待されます。