海外女子のコスメ志向:タイ編
海外女子のコスメ志向:タイ編 キレイになりたい。美しい肌を手に入れたい。こんな女…続きを読む
化学物質をできるだけ使わず、自然に近い成分を追求した化粧品、いわゆるナチュラルコスメの人気が長く続いています。
しかし、女性がいまナチュラルコスメに求めている内容は、かつてとは様変わりしていることをご存じですか?
もう無添加や植物といったキーワードでは満足できない!!
そんな時代が訪れているのです。ナチュラルコスメに対する現代女性の飽くなき欲望とニーズを探ってみました。
・90年代には、アロマセラピーの考え方をベースにしたコスメが一世を風靡しました。
植物の自然な香りに癒されてキレイになりたいとファンが急増しましたが、女性たちはさらに一歩進んで、素材をチェックし、さらには安全性に対する化粧品会社の理念や企業姿勢を厳しく見つめるようになっています。
・化粧品とその素材をはぐくむ自然環境について明確なポリシーを持ち、製品を作っているか、石油系の合成成分使用に対するスタンス等。
はっきりとした企業理念のない化粧品会社は生き残れない時代です
・オーガニックといってもそれが名ばかりではないのか、第三者機関からしっかり認証を受けているのか、女性たちはオーガニックの認証団体チェックも怠りません。
日本には明確なオーガニックの基準がないため、いまのところ、支持率が高い機関はドイツの自然化粧品の認定ガイドラインのBDIHや、フランスの国際有機認定機関であるECOCERT、アメリカのオーガニックコスメ認証機関USDAなど。
オリジンズがECOCERT認証を受けた「オーガニックナリシング」を発売したり、ランコムが防腐剤を使わず自然由来の成分で作りあげたリップグロスを限定発売するなど、大手の参入も増え、女性誌や美容誌で特集されることも増えているため、今後、ますます認証団体への関心が高まっていくことが予想されます。最近、個人的に気になっているナチュラルコスメ2点をご紹介しておきます。
・これまで、ナチュラルコスメに求められている要素は、癒しややすらぎ、安心・安全でしたが、即効性もほしい、目に見える効果もほしい、効果があるという実感がほしい、という女性は少なくありません。
こうした志向に応えて、オーガニック素材とテクノロジーの融合が着実に進んでいます。肌の再生や修復、保湿、美白。ナチュラルでかつ一般の化粧品に求められる要素を兼ね備えてほしい!!女性のわがままなニーズはとどまるところを知りません
・ナチュラルコスメというとシンプルなイメージで容器も素っ気ないものが多く、実際、ナチュラルコスメ派にはそのような仕様を望む人が多かったものですが、現在は違います。
オーガニックコスメ人気のすそ野が広がったことにより、ゴージャスなボトルやジャー、可愛いパッケージ入りのオーガニックコスメが急増しています。
「エコでオシャレ」は時代の趨勢なのかも!?
食の分野で国産志向が強いように、国産の上質な素材を用いたドメスティックなナチュラルコスメ志向も高まっているようです。米、黒豆、アロエ、オリーブ等など、見渡せば国産の上質な素材はたくさんあります。地方にはまだ活用されていない素材もたくさんあるので、今後は地方初のオーガニックコスメも台頭してくるかもしれません。
★いかがでしょう?
オーガニックコスメ市場には海外ブランドも続々進出し、選択肢は増える一方ですが、女性の選択眼はそう甘くありません。
さあ、ここで勝ち残るのは果たしてどんなブランド? 興味は尽きませんね。