体を温める美容術
体を温める美容術 健康記事は女性誌の定番。中でも、最近目立ってきたのが体温に関す…続きを読む
アンチエイジングと言われるスキンケアは、この数年でとても進化しながら多くの新製品が発売されているように感じるのは、ひょっとして私がエイジングしたせい!?
いやいや、世の女性のスキンケア関心度のダントツNO.1がエイジングケア。
一昔前は「保油・保湿してシワを目立たなくする」という既に現れた現象に対処する商品が多かったが、近年はエイジング要因の研究も科学的アプローチも他の追従を許さない。
スキンケアの王道だから、シミ、小じわ、くすみ、たるみ等の複数の発生原因まで深く掘り下げて、それぞれに対処できる化粧品原料が開発されている。
エイジングを加速する主な4つの要因は
加齢: 見た目年齢を若く保つために必要な肌水分維持に欠かせない「 ヒアルロン酸」や、弾力を維持するための「コラーゲン」そのものが減少。
酸化: 俗に言うところの「サビる」ということ。 活性酸素が肌の脂肪分と結合し、細胞にダメージを与え、コラーゲンの劣化やメラニンの黒色化を引き起こす原因に。
光老化: 紫外線(UV)によるDNAレベルでのダメージを受けたり、シミの原因となるメラニンを誘発させるメラノサイトを活性化させる。
糖化: 近年注目されている原因の糖化は、肌のコラーゲンに糖が結びついて劣化をおこし、肌弾力が衰え、黄ばみやたるみの原因であることが判明。
私が「肌の曲がり角」だったころは、こんなに多くの原因があるとは解明されていなかった・・・
年齢がわかってしまいそうですが、こんがり焼けた肌は健康的でリッチなイタリアンマダム・・と称賛されていたものです。
肌老化の原因が解明されればされるほど、複雑そうに見えるアンチエイジング。
個別のアプローチではなくて、複雑に絡み合った4大原因をトータルでケアできる、攻めのスキンケアは可能なはず。
1補う: 誰でも年齢とともに減少していく美肌の主成分を補うこと。
健康で若々しい肌を作っている主成分真皮の70%を占めるのはたんぱく質であり、
肌弾力を担っている「コラーゲン」と、肌の水分保持に欠かせない「ヒアルロン酸」を
補っていくことは必須条件。
化粧品のみでなく、食材やサプリメントも有用。
2予防:DNA損傷や、メラノサイトを活性化させてしまう紫外線。ダメージの素となるこの
紫外線をブロック予防することが重要。
まずは、帽子や傘等の物理的予防は効果的。
それに加え、UVプロテクションコスメを使用する。
以前は白浮きするようなミルクやクリームだったものが、近年の乳化技術の向上で透明になり、化粧下地やファンデーション等の複数機能を持たせることも可能となった。
ここ数年で大きな市場となってきた、多機能一体型のBBクリームも光老化予防に役立つ。
3修復・除去:補ったり、原因を予防したりしても既にできてしまったしみ・黒ずみ・シワ・タルミ・・。
近年の研究で、DNAダメージを修復する成分が植物中に発見され、化粧品原料として使用され始めた。( コットンエキスやシロイヌナズナエキス等 )DNAレベルまでさかのぼって、ダメージをなかったことにできるなんて・・・
目覚ましい研究成果といってよいのではまた、細胞酸化を促進する活性酸素除去の要素( プラチナナノコロイド等 )も、肌細胞レベルでの原因へ働きかけるといわれている。
エイジングを加速する4つの要因と、それに立ち向かう3段階の防御方法を理解したうえで、日常のお手入れの中で、最も効率よく効果的に、継続して使用できるアイテムと使用ステップを考えてみた。
内から外から・・・モーニングステップ
洗顔後、「コラーゲン」「ヒアルロンサン」を補っていくことを主目的とした美容ローションでたっぷり保湿。健康で若々しい肌を作っている2大化粧成分を補うことは必須。
BBクリームにて光老化も予防OK. 無論、BBクリームには酸化防止の素材も加味する。
朝食にはビタミンCたっぷりのフレッシュジュースと、美容サプリメントで体内からも美肌を目指す。
しっかり修復・除去・・・ナイトステップ
その日の疲れや受けたダメージは、こまめにその夜にしっかりと修復しきってしまいたいもの。
基本はお肌の修復ゴールデンタイムである23:00前にはベッドへ入ること。
加えて、DNA修復効果や活性酸素除去の効果があるとされるリッチなクリームでしっかりケア。
クリームと言っても、吸収力抜群のナノ化乳化処方で、べとつかず翌朝しっとりとしているテクスチャーであることは、これからのエイジングクリームには常識となってくるはず。
日々解明されつつある女性の肌老化原因、まだまだこれから新しい原因が発見される可能性が高いはず。 女性のエイジングケアに対する意識はますます高まってきているのだから。