夏のヘアケア

夏のヘアケア


夏のヘアケア

みなさんは、ヘアケア対策にどのように取り組んでいますか?
毎日のように猛暑日が続き、気候の亜熱帯化がささやかれるいま、ヘアケアに対する日本女性の関心は高まるばかりです。今月は、夏のヘアケア対策の動向を紹介しましょう。

1. 深まる現状認識

髪の毛は毎日の生活の中で、少しずつダメージを受けています。
主な原因として挙げられるのは、

1. 紫外線や排気ガス、粉塵など自然の外的環境、
2. クーラーによる乾燥など室内環境、
3. カラーリングやパーマ、
4. 過度のコーミングやブラッシング、
5. タオルドライによる過度の摩擦、
6. ヘアスプレーやワックス、ムース等、ヘアケア製品の使い過ぎ、
7. 特定のスタイリング偏重(髪留めの使用など)、
8. ストレスなど心理的要因 等など。

誰しも一つは心当たりがあるのではないでしょうか。
女性誌や美容誌では、毎月のようにヘアケアにページを割き、スタイリングやヘアスタイルだけでなく、髪の毛の組成やダメージの原因についても掘り下げているので、ヘアケアの重要異性を認識する女性が急増しています。
肌だけでなく、髪の毛も、ボディも、体全体を美しく健康に保ちたい・・・。
これが現代女性の認識なのです。

2. ヘアのお手入れ法の主流は?

多くの女性誌で紹介されているヘアケア法をピックアップしてみましょう。
まずは、自分の髪質やダメージの状況にマッチしたヘアケア製品を選び、過度に使いすぎないということ。その上で、トリートメントについてはちょっとリッチな(比較的高価な)タイプが推奨されています。トリートメントについては、化粧品の「美容液」的位置づけに近いといえそうですね。

次に挙げられるのが、紫外線対策です。誌面で勧められているヘアケア製品は、UVカット効果のあるヘアケア専用トリートメント剤。
また、防止や日傘を使ったUV対策も紹介されています。
お肌の「美白」対策と同じぐらい念入りのお手入れ方法の数々です。

食生活の改善を促す記事も多数見受けられます。
具体的には、良質なタンパク質の補給です。
ヘアケアだから海草類、という公式はもう女性誌にはありません。
髪の毛の95%がタンパク質で組成されている科学的事実に目を向けて、魚介類からタンパク質を摂取することを提案し、さらにはタンパク質を効率よく吸収するために必要なビタミンAやビタミンB6、ビタミンEを多く含む食品の摂取・・・
ニンジン、カボチャ、ほうれん草などの緑黄色野菜や青魚、オリーブオイル、ナッツ、ゴマなど・・・も提唱されているのです。

3. いま注目のヘアケアアイテム

では、実際にはどのようなヘアケアアイテムが人気を呼んでいるのでしょう。
傾向をまとめてみましょう。

A. オーガニック処方

天然のアロマはヘアケア製品においても有力なキーワード。
自然志向派にとりわけ人気があるのが、アヴェダの「サンケアプロテクトへアヴェール」。
オーガニック認定のアロマブレンドを採用したウォーターレジスタント処方(水に入っても効果の落ちにくい)の洗い流さないトリートメントはナチュラル派の女性の心をがっちりとつかんでいます。

B. 洗い流さないタイプ

Aで取り上げたアヴェダのアイテムもそうですが、いま注目されているのは洗い流さないタイプのトリートメント。
毛髪中の失われた栄養分や保湿成分を補ってくれる機能が人気です。

C.レトロなオイルが健闘

日本女性の昔ながらの知恵が詰まっている安心・安全なアイテムとして人気なのが、「大島椿」や「あんず油」「オリーブ油」といった製品。
最新の処方とは対局にあるレトロな作りですが、栄養分を補給し、髪を健康にする地道な力が人気の要因のようです。

D. SPF認定が主流になる?

最近、脚光をあびているのが、ヘアケア製品としてははじめてSPF認定(SPF20 PA+++)を受けた「プレイバックUV ケア洗い流さないヘアトリートメント」。

発売からあまり時間が経っていませんが、注目度は高い様子。
ヘアケア製品でも、SPF値が求められる時代がやってくるのかもしれませんね。

 

 

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