トピックス 2014.3.3 いま求められるUVケア
1. 色白肌はモテる!?
白い肌、透明感のある肌は女性の憧れ、といっても過言ではありません。
ある中堅化粧品メーカーが昨年実施したアンケート調査によれば、女性の約7割が年間を通して美白ケアをしている実態が明らかになりました。このうち、もっとも高い数字を示したのは40代。約8割が季節を問わず美白ケアに励んでいます。
このアンケート調査では、女性がどうしてこんなにも熱心に美白ケアに取り組んでいるのか、その理由についても面白い結果が出ています。同アンケートで色白女性のイメージを聞いたところ、「肌がきれい」が71%、「清楚」が57%、「上品」が53%、「清潔」が39%となっていました。色白女性は女性のステータスの一つになっている現状がうかがえます。
さらに興味深いことに、「自分の肌が理想とする肌になったとき、モテ度は何%上がると思うか」という質問の回答です。平均すると「予想されるモテ度は44%アップ」だったのです。この数字は、20代では特に高く52%。未婚者の割合が高い20代の2人に1人は、「色白」が「モテるモテない」を決める条件だと考えているわけです。女性の美白ケア志向が高いのは当然といえますね。
2. 増えてきた20代の美白美人
色が白くなればモテるようになるはず–。
こう考えて美白ケアに励んでいる20代女性は、確実な成果を手にしているようです。
大手化粧品メーカーの調査によれば、近年、紫外線の量が増加しているにもかかわらず、20代女性の「見た目のシミ」が減少し、2006年以降も維持傾向にあることがわかりました。
なぜ20代女性に『色白さん』が多いのでしょうか。日本では90年代に小麦色の肌やガングロブームが一時的に起きましたが、2000年代以降は紫外線の肌に与える悪影響がクローズアップされ、紫外線対策意識が高まりました。この頃、化粧品への関心が芽生え始める年代(ティーン)にあった女性は、紫外線対策の必要性をインプットされ、ずっとUVケアコスメを積極的に使用してきました。それが20代女性に「見た目のシミ」が少ない理由だと推察されます。
紫外線の量は増えているのに、美白が変わらず維持されているのは、間違いなく紫外線対策意識向上のたまものです。年間を通して手を抜かず、UVケアに励んだことで「見た目のシミ」は増えることはなく、現状を保っているのです。
2003年に200億円規模だったUVケアコスメ市場は2006年には246億円に増え、2009年には263億円に達し、2012年には288億円に達したと見られています(富士経済調べ)。市場の規模拡大は女性がUVケアに注ぐ情熱の象徴といえるでしょう。
3. UVケアに必要なのはテクスチャーと高SPF
では、女性がUVケア製品にもとめている要素とは何でしょうか。1で紹介した中堅化粧品メーカーのアンケートでは、価格以外でUVケア製品に求める機能を尋ねています。
20代~40代まで、全世代で1位に挙がったのが「刺激がなく肌に優しいこと」でした。ついで多かったのが、「安全性の高い成分を配合していること」。3位が「感触、香りがよく使い心地がいいこと」でした。つまり、女性は安心・安全に使えてテクチャーが良く、かつ肌に余計な負担をかけないUVケア製品を望んでいるわけです。
また、2013年の1月から「PA++++」(フォープラス)まで表示できるようになり、より高機能なUVを求められる傾向になってきております。
こうした女性の志向に応えてシーエスラボでは2つのUVクリームを開発しました。
一つは、SPF40~50、PA+++相当のノンケミカル処方のUVクリーム。もう一つはSPF50、PA++++相当で吸収剤と散乱剤を併用処方したUVクリームです。一般的にテクスチャーを良くするためにはシリコンが用いられますが、ヘアケア同様、シリコンに抵抗感を持つ女性が少なくないことから、2つの製品ともシリコンフリーで良好なテクスチャーを実現しました。
どちらも低粘度で使いやすく、保湿、下地、UVの3つの役割を備えています。依頼によってさまざまなコンセプト成分を配合できるのも特徴といえるでしょう。例えば、毛穴ケアの機能を訴求したいのであれば収れん成分を配合し、エイジングケアの機能をフォーカスするのであればエイジングケア成分を自在に配合できます。コンセプト成分により個性を演出することで、拡大するUVケア市場で高い存在感を発揮できるのです。
UVケア製品の需要はさらに拡大することが予想されます。シーエスラボの商品開発力にご期待ください。
※商品化する際は、商品ごとにSPF・PAを測定する必要がございます。
測定に関しても合わせてご相談ください。