トピックス 2013.3.25 オールインワンコスメの新境地
1. スキンケアに時間をかけたくない!?
化粧品市場でここ13年ほど、高い人気をキープしているのが「オールインワン」と呼ばれるカテゴリーの商品です。
化粧水・乳液・美容液・ブライトニング・化粧下地の役割を兼ね備えたオールインワンゲルは大ヒットし、今も根強いファンを獲得しています。その実態を表す興味深いデータがあります。
クロス・マーケティングが全国の女性20~59歳を対象に、「オールインワンコスメ」に関する調査を実施したところ、オールインワンコスメの代表格であるオールインワンゲルを使用している女性の比率は43.2%。このうち、他のスキンケアアイテムを使わず、オールインワンゲルのみ使用という女性は52.5%にも達していました。 同じくメイクのオールインワンアイテムといえるBBクリームの使用者も37.1%。女性の3人に1人はBBクリームの利用者です。
なぜ、オールインワンコスメの利用者がこれほどまでに多いのでしょうか。某有名化粧品メーカーが2011年に実施した調査よれば、「スキンケアは面倒ですか?」という問いに対し、「面倒だと思う」と答えたのは72.4%。女性の4人に3人はスキンケアにかかる手間を敬遠していました。
女性の口コミサイト・ウイメンズパークが2012年に会員を対象にした調査でも、興味深い数字が浮き彫りになっています。「スキンケアにかける時間」について尋ねたところ「10分くらい」と答えた女性がもっとも多く、全体の49%。「5分くらい」は
27%でした。女性の76%がスキンケアに「10分以下」の時間しかかけていないわけです。
朝は何かと忙しい時間帯。睡眠不足の女性も少なくありません。起きてから出かけるまでにするべきことがたくさんある中、できれば朝のスキンケアにはあまり時間をかけたくない。これが女性の偽らざる心情のようです。
2. 増粘剤未使用のワケ
スキンケアの省力化志向を受けて、市場にはいろいろなオールインワンコスメが登場しています。ゲル、クリーム、ローション…。様々なアイテムが開発される中、これから脚光をあびそうなのがオールインワン美容液です。
美容液は女性のスキンケアには必須アイテム。他のスキンケアアイテムには安さを求めるものの、美容液だけは良いモノを使いたい、肌に優しく効果的なものを使いたいという女性は多く、美容液はスキンケアの「決め」のアイテムという位置づけです。
シーエスラボでは、この美容液を主軸にしながら、化粧水~乳液~美容液~クリームの機能も果たすオールインワンコスメを開発しました。このオールインワン美容液の一番の特徴は、増粘剤を使わず、天然のヒアルロン酸のみで増粘していること。ナチュラルな素材をふんだんに使って、美容液に欠かせない粘性を出しているのです。
化粧品では安定性を重視して合成の増粘剤を使用するのが一般的ですが、あえてヒアルロン酸にこだわったのは、天然由来の成分をふんだんに使いたいという女性の志向が高まっているからにほかなりません。
オーガニックコスメやナチュラルコスメの市場は毎年拡大を続け、市場規模はすでに1700億円を突破しました。肌に優しい成分にこだわりたい。できれば合成成分は避けたいーー。そんな女性のニーズを踏まえて開発されたのが、ヒアルロン酸をリッチに配合して保湿感を高めたオールインワン美容液なのです。
3. ハイスペックの設備で安定性を実現
もっとも、粉末のヒアルロン酸だけでは、どうしても浸透感に欠け、製品としての安定性も失われがちです。
そこで、シーエスラボでは、素材の微少乳化と単一粒径化を同時に可能にした、画期的な高速撹拌(かくはん)装置を使って、安定性を保ち、浸透感・保湿感の高いオールインワン美容液を実現しました。ハイテク産業のリチウム電池や燃料電池の電極版の製造工程でも使用されているこの装置は、素材の粒子を柔らかく小さく、しかも均一に高速で分散させることができる、ハイスペックの設備です。
化粧品業界ではあまり導入例がない高機能の設備をフル稼働させて製品化に至ったオールインワン美容液は、お客様から好評を博し、すでにご検討をいただいています。市場に投入される日も間近に迫っています。
オールインワンコスメの市場の有望性・将来性を考えると、オールインワン美容液は前途有望なポテンシャルの高いアイテムといえるでしょう。
現代女性のニーズを踏まえた化粧品の開発を検討したい方はぜひ下記へ連絡してみてください。
https://www.cs-lab.co.jp/contact/