プレスリリース 2010.11.8 薬用ハンドクリーム市場
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進化する薬用ハンドクリーム
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寒さが厳しくなると使用頻度が増える化粧品はたくさんあります。
薬用ハンドクリームもその一つ。進化が著しい冬の必須アイテム・
薬用ハンドクリームの動向を紹介しましょう。
まず、薬用ハンドクリームに求められる機能を挙げてみました。
1. ひび・あかぎれ防止
2. 滑らかに伸びる
3. べたつかない
4. 保湿効果
5. 美白効果
6. リラックス効果
1~3の機能は、以前から「薬用ハンドクリームなら備えて当然」と
されてきた機能ですが、最近、女性のニーズが高まっているのが4の保湿や
5の美白効果です。
顔用化粧品でおなじみの成分が薬用ハンドクリームに次々に導入されている
のは、肌とまったく同じ(あるいはそれ以上に)手の保湿や美白を重視する
女性が増えてきたからです。
6の機能も注目されます。ハンドクリームといえば無香料だったのは昔のこと。
天然のアロマを用いた薬用ハンドクリームが着実に存在感を増しています。
「良い香りの薬用ハンドクリームをつけると、気持ちがリラックスし、
ストレス解放につながる」というリラックス効果をうたったアイテムの増加は
最近の傾向といえるでしょう。薬用ハンドクリームは「高機能の実用品」から
「高機能の嗜好品」へとシフトしつつあるのかもしれません。
では、現在、どのような薬用ハンドクリームが女性の支持を集めているのか。
主な処方をまとめてみました。
1. 尿素配合
2. セラミド機能成分配合
3. 高濃度のコエンザイムQ10配合
4. 温泉水配合
5. ヒアルロン酸配合
6. コラーゲン配合
7. UVカット機能(SPF値20前後)
8. プラセンタエキス配合
9. ビタミン配合(ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2など)
10. アロマ配合
これらの処方が単独ではなく、複数採用されている薬用ハンドクリームが
圧倒的多数を占めています。10のアロマ配合タイプで使用されているのは、
ローズやラベンダー、ユーカリといったアロマですが、今後は和の香りを
採用したものも考えられるでしょう。
また、4の温泉水配合タイプも要注目です。アベンヌ温泉水(フランスの
天然温泉水)配合の「アベンヌ薬用ハンドクリーム」は固定客をつかみ、
薬用ハンドクリーム市場では確固たる地位を築いています。温泉水を配合し、
女性のナチュラル志向に応えた薬用ハンドクリームは、開拓の余地がある
市場ではないでしょうか。