愛されアイテム・石けんの歴史を振り返る

愛されアイテム・石けんの歴史を振り返る


愛されアイテム・石けんの歴史を振り返る

日本女性は石けんが大好き。東急ハンズやロフトに行けば、さまざまな石けんが品揃えされた専門売り場が設けられ、メーカーのスキンケアブランドでも石けんは必需アイテムの一つ。
これほど、「石けんラブ」な国は日本を措いてはないでしょう。
そこで、今回はどんな石けんが人気を得てきたのか、少し歴史を振り返って、「石けんラブ」な国の内側をのぞいてみることにしましょう。

1 植物志向は昔から!?

地球上で最初に石けんが作られたーとされるのは紀元前2200年頃のメソポタミア地方・バビロン。
4000年以上もの歴史を持つ石けんは「人類の歴史とともにあった」といったらちょっと大げさでしょうか。
日本には戦国時代に西洋化から伝えられたとされますが、商業化されたのは明治の時代に入ってから。
玉の肌石鹸本舗や牛乳石鹸共進社といった石鹸特化型の会社が次々に誕生します。
日本女性はもう150年近く石けんとつきあってきたわけですね。
150年の歴史の中ではたくさんのヒット商品が生まれています。
その代表格が1958年に発売された超ロングセラーの資生堂のホネケーキ。
原料に蜂蜜が使われていることから命名されたホネケーキは一世を風靡。
ギフトとしても高い人気を博しました。
資生堂からは1969年にも「オリーブ石鹸」というヒット商品が生まれています。
1992年にライオンから発売された植物原料100%の化粧石鹸「エメロン植物物語」も大ヒットとなりました♪
いまにして思えば、「オリーブ石鹸」の頃から、日本女性の植物志向、ナチュラル志向は強かったのかもしれません。

2 世界の石けんが手に入る国

その後も、石けんの世界ではさまざまな人気商品が生まれています。
ざっと挙げてみましょう。
20年ほど前には、マルセイユ石けん、アレッポ石けんが注目を集めました。
伝統製法が当時の女性には新鮮に映ったようです。
インターネットが登場してから、ネットのクチコミを通して話題を呼んだのが、バリ島のウブドゥで日本人女性が作るMASACO石けん。
航空会社の機内誌でも紹介され、爆発的なヒットとなりました。
いまでは、世界中の石けんが日本市場に進出しています。
1998年に日本に上陸した英国のラッシュは、日本人が持つ石けんのイメージを変えたブランドではないでしょうか。
植物や食品を用いた石けんの種類の豊富さ、お店のディスプレイの斬新さで女子の心をがっちりとつかんでいます。
記憶に新しいところでは、イスラエルのガミラシークレット石けんのヒットも挙げられます。
ネットの普及により、世界中の石けんが容易に手に入るようになったいま、次のヒットはどんな国から生まれるのでしょう。

3 ヒットする石けんの5大要素

もちろん、日本の石けんも負けてはいません。「無添加」というキーワードの石けんなら、日本のメーカーの得意技。
太陽油脂の「パックスナチュロン」、松山油脂の「無添加せっけん」など、たくさんの人気商品が登場し、市場を活性化しました。手作り石けんの楽しさを紹介した前田京子さんの著書「お風呂の愉しみ」(1999年発行)を機に手作り派も急増しました。
シアバターを使ったロクシタンの石鹸に見るように、保湿性の高い素材を使った石鹸も注目の的です。
最近では、黒なまこや竹炭、米ぬかやさくらなど、異色の素材を用いたご当地石けん(地方の特産品を活用した石けん)もたくさん登場しています。
九州産火山岩シラスを使った「つかってみんしゃいよか石けん」のヒットも記憶に新しいところですね。
ここで、いま市場を賑わせているヒット商品の要素をまとめてみましょう。

1. 無添加(定義はさておき)
2. 自然の素材(植物、花、土、食べ物)活用
3. 豊かな泡立ち
4. 香り豊か(最近は、素材の香りを生かした石けんが好まれています)
5. 高い保湿性

次はどんなヒットアイテムが生まれるのか。日本のメーカーに期待しましょう!

 

 

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